東京都豊島区立第十中学校吹奏楽部OB会公式サイト
ヒストリー 酒井先生と共に 十中サウンド 卒業生

酒井正幸先生は、6月19日夜、76歳の生涯を閉じられました。
お元気で活動の最中東京から長崎に戻られて、肺炎を発症され入院されましたが、薬石の効もなく2週間足らずで不帰の客になられたとのことでした。
つい先日までお元気でご活躍になっていただけに、信じられない、信じたくない気持ちで一杯です。 豊島十中時代にご指導頂き、心から尊敬する酒井先生のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、奥様をはじめご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。

酒井先生のご一生は、正に、わが国の吹奏楽の発展、普及を自らの使命として、献身的に尽くされて来られたものと言えましょう。 そのご尽力により、戦後のわが国の黎明期の吹奏楽を、スクールバンドの指導を通じ、また、吹奏楽連盟の活動を通じ、世界に冠たる吹奏楽に発展・普及に尽されたご功績は多大なものですし、また、その背後のご労苦は、筆舌に尽くし難いものと思います。

豊島十中吹奏楽部において、私達は酒井先生のご指導を受け、中学校生活の大きな部分を先生と共に過ごしました。酒井先生の指導は大変厳しいものでした。
特に、ロングトーン、チューニング、和音と言った基本については、徹底した厳しい練習、指導でした。
酒井先生の身をもってお示しになった「基本の徹底」、求めるものへの「情熱」、「意欲」、「実行力」、他方で、一人ひとりの生徒に対する「思いやり」、「心配り」は、吹奏楽という音楽そのものの指導のみならず、吹奏楽を通じた「教育」そのものであったと感じています。

私達は、酒井先生の築かれたご功績と共に、私達の酒井先生と生活を共にした思い出を残そうと、昨年の年初から1年をかけて活動しました。
その成果は今年の1月末の記念誌、DVD、CDの完成(いずれも「豊島の響」のタイトルをつけました。)、昨年11月の「酒井正幸先生の喜寿を祝う会」の開催に結実しました。
酒井先生に大変に喜んで頂けたことに、私達自身が喜びを感じましたが、その直後に他界されるとは、残念でなりません。
OB会の活動も、先生と共にさらに発展させようと計画していただけに、無念が一層募ります。今は、ただ先生に喜んで頂いたことが、ささやかながらも、先生から頂いた大きなご恩に対するお返しになったと慰めるばかりです。

十中サウンドは、今日本中に鳴り響いています。
そして、先生ご自身が体現された「精神」と「実践」は、私達教え子の心の中に生き続けています。私達は、これらを受継ぎ、更に発展させることをお誓いします。
酒井先生には、天上にて温かく私達を見守り、導いて頂きたいと思います。
酒井先生、ありがとうございました。
安らかにお休み下さい。

合掌

平成18年6月25日
「豊島の響」豊島十中吹奏楽部OB会
代表 吉崎英雄

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